自身で撮影したものや、写真サイトから入手した画像をみなさんはどのようにリサイズされていますか?
WordPress などによるブログ運営を行う上で、しばしば頭を悩ませがちなのが画像のリサイズについてではないでしょうか。
今回は、定番の画像ビューア XnView を使って、JPEG 画像を高画質のままリサイズする方法とその設定を紹介します。
XnView
XnView (Classic) は非常に多くの画像編集機能を持ち、GIF、BMP、JPG、PNG、TIFF など 500 種類以上のフォーマットに対応している画像ビューアです。
基本的には、個人・教育目的・非営利団体などの非商用利用についてはフリーウェアとなっていますが、会社など営利目的の商用利用の際にはライセンスの購入が必要です。
XnView のインストール
こちらのサイトにアクセスします。
Viewer & organizer 内「 Xnview 」をクリックします。
ダウンロードボタンのあるページに移動しますので、ページ中部 「XnView Std.Setup 」ボタンをクリックします。
「ファイルを保存」ボタンをクリックしてダウンロード先ファイルを指定し、インストーラー XnView-win.exe を保存します。
XnView-win.exe を立ち上げ、ファイルを実行します。
XnView の Windows 版は日本語含む 44 の言語に対応していますが、インストーラーは英語でも構いません。
そのまま「OK」をクリックします。
利用規約に同意し、「Next」ボタンをクリック。
同時にインストールするコンポーネントの内容を確認、問題がなければ「Next」をクリックします。
ショートカットの作成について問題がなければ「Next」をクリック。
インストールの内容を確認し、「Install」ボタンをクリック。
インストール後、セットアップが完了します。
XnView を立ち上げてみましょう。
リサイズの手順
- デスクトップからのドラッグ&ドロップなどで、サイズ変更させたい画像ファイルを XnView 内にアップロードします。
- 画像ファイルを選択しながら変換ツール
をクリックします。
- 一括変換ウィンドウに移動後、「変形」→「サイズ変更」→「追加」を選択。
パラメータで画像の幅や高さを指定します。 - どちらか一辺の長さに合わせたい時は、任意のサイズを入力後「固定縦横率」以外のチェックを外します。
「実行」を押すとリサイズが行われます。
リサイズ画像のクオリティをアップさせる設定方法
上部ツールバーから「ツール」→「オプション」に移動します。
オプション内サイドバー「読み込み/書き込み」を選択。
「書き込み」タブ内 JPEG のパラメータを
- 画質を「最高」
- DCT 法を「遅く」
- サブサンプリングファクタを「1×1.1×1.1×1(高品位)」
にそれぞれ設定します。
デフォルト設定でのリサイズ
こちらの JPEG 画像( 1280 × 853 px 、ファイルサイズ 162KB )を XnView のデフォルト設定で幅 680 px にリサイズしてみます。
画質:80
サブサンプリングファクタ:2×2.1×1.1×1(デフォルト)
ファイルサイズ:32.7KB
特に青空との境目は、その劣化が顕著です。
設定後のリサイズ
XnView の設定後、先ほどの画像を同じく幅 680 px にリサイズしてみました。
画質:100
サブサンプリングファクタ:1×1.1×1.1×1(高品位)
ファイルサイズ:256KB
ファイルサイズは大きいですが、劣化は感じません。
あとは JPEG 圧縮ツールなどで適切なファイルサイズに変更し、ブログで利用するようにします。